リベンジポルノ被害は弁護士に相談すべき5つの理由と弁護士の選び方

リベンジポルノ被害は弁護士に相談
弁護士 若林翔
2024年03月26日更新

「元彼とのハメ撮り動画が流出した」

「パパ活相手に裸の写真を晒すと脅されている」

「身バレしないといわれて出演した同人AVで身バレしてしまった」

など、リベンジポルノの被害に悩んでいる方は数多くいます。

リベンジポルノの被害を受けたときは、できるだけ早く弁護士に相談し、被害状況に合わせた適切な対応をとることが重要です。

弁護士に相談すれば、迅速に削除依頼を進めてもらえるほか、刑事告訴や損害賠償請求などのサポートも受けられます。

対応が遅れると放置していると、被害がどんどん拡大していく可能性もあるので注意してください。

 

【本記事を読むとわかること】

・リベンジポルノ被害を弁護士に相談すべき5つの理由

・リベンジポルノ被害に強い弁護士の選び方

・リベンジポルノ被害の弁護士費用

・リベンジポルノ被害を弁護士に相談する流れ

被害を受けて不安や焦りを感じている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

 

リベンジポルノ被害を弁護士に相談すべき5つの理由

リベンジポルノ被害は弁護士に相談

リベンジポルノの被害を迅速に、有利に解決していきたいのであれば、弁護士に相談することをおすすめします。

ここでは、リベンジポルノ被害を弁護士に相談すべき5つの理由を解説するので、参考にしてみてください。

リベンジポルノ被害を弁護士に相談すべき5つの理由

 

理由1:リベンジポルノ動画の削除依頼ができる

リベンジポルノ被害を弁護士に相談すべき理由のひとつは、掲示板やSNSなどに公開されたリベンジポルノ画像・動画の削除依頼を迅速に進められることです。

画像・動画の削除依頼は、法律やサイトの細かなルールに従って申請する必要があるので、自力では思うように手続きを進められないケースも少なくありません。

一方で、利用規約や削除要件などを熟知している弁護士なら、権利侵害の状況を法的な観点に基づいて示しながら、迅速に削除依頼を進めることが可能です。サイトによっては、法律関係者からの専用削除申請フォームが利用できることもあります。

また、サイト管理者が削除依頼に応じようとしない場合は、リベンジポルノの削除を目的とした仮処分申し立てを行うことも選択肢に入ってくるでしょう。

必要性や緊急性が認められた場合には、画像・動画の削除を命じる仮処分命令が下されることになります。弁護士に依頼すれば、迅速に裁判手続きを進め、緊急的な措置ができる仮処分申し立てのメリットを最大限に活かすことができるはずです。

なお、FC2動画やpornhubなどの大手サイトや日系サイト・欧米系サイト問い合わせフォームやガイドラインが整っているサイトであれば、弁護士に依頼することで画像・動画を削除できる可能性は高いといえます。

一方で、グラディアトル法律事務所の弁護士の経験上、中華系サイトでは、削除が難しいケースも多いことを理解しておきましょう。

リベンジポルノの被害は、時間の経過とともにどんどん拡大していきます。自力で無理やり対処しようとせず、弁護士の力を借りながら早急に削除依頼することが何よりも重要です。

リベンジポルノの削除依頼の詳細は、以下の記事をご参照ください。

リベンジポルノ被害の3つの対処法と相談先3選【早期対応が重要!】

 

理由2:被害届の提出・刑事告訴ができる

適切に被害届の提出・刑事告訴ができることも、リベンジポルノ被害を弁護士に相談するメリットといえるでしょう。

リベンジポルノは、リベンジポルノ防止法(正式名称:「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」)などに触れる犯罪行為です。

被害届を提出して警察に相談すれば、被害防止のために動いてもらえることがあります。また、刑事告訴状を提出すれば、加害者に対して処罰を求めることも可能です。

とはいえ、証拠や状況説明が曖昧な場合には、被害届や告訴状を受理してもらえないケースもあります。個人で被害を訴えても、警察にはそう簡単に動いてもらえません。

しかし、弁護士に依頼すれば、被害届・告訴状の作成や被害状況の説明を代わりに行ってくれます。十分な証拠を収取したうえで、建設的に被害を主張してもらえるので、警察に対応してもらえる可能性も高くなるでしょう。

また、リベンジポルノ防止法のほか、撮影罪等の犯罪に該当することもあり、弁護士が専門家の見地から、適切な法令や構成を選択することができ、警察に対応してもらえる可能性が高まります

リベンジポルノ防止法や、その他の関連法令については、以下の記事をご参照ください。

リベンジポルノ防止法とは?その構成要件・量刑・判例など徹底解説!

 

理由3:リベンジポルノを拡散した犯人を特定できる

リベンジポルノの加害者が誰なのか把握できていない場合でも、弁護士に相談すれば特定できることがあります。

加害者を特定する際には、発信者情報開示の手続きをおこなうケースが一般的です。

IPアドレスやタイムスタンプなどを管理人から入手し、プロバイダに対してログの保存を請求したうえで、発信者情報開示請求の訴訟を提起します。そして、訴訟に勝訴すれば、発信者情報が開示され、投稿者の本名・住所などを特定できるようになるわけです。

発信者情報開示の手続きは自力で行うこともできますが、対応が遅れる可能性もあるのでおすすめしません。

実際、ログが3ヵ月程度で消滅してしまうことなどを踏まえると、手続きの流れを熟知した弁護士に依頼して、早急に特定作業を進めるべきといえるでしょう。

弁護士であれば、投稿者のアカウントから調査した情報をもとに、弁護士会照会手続を利用して加害者を特定できる可能性もあります。

 

理由4:損害賠償請求ができる

弁護士に相談するメリットのひとつが、リベンジポルノの加害者に対して損害賠償請求ができることです。

実際、リベンジポルノによって精神的な苦痛を受けた被害者が、肖像権やプライバシー権などを侵害する違法行為であることを理由に、慰謝料の請求を行うケースは少なくありません。

とはいえ、加害者に対して直接損害賠償を請求してもまともに応じてもらえない可能性が高いと考えられます。場合によっては、さらなるトラブルを招くことにもなりかねません。

一方、弁護士に相談すれば、加害者との交渉や損害賠償請求にともなう書類作成などをすべて任せられます。相手が支払いに応じようとしない場合には、裁判手続きを通じて請求することも選択肢に入りますが、その場合でも一貫したサポートを受けられるでしょう。

リベンジポルノに関しては、被害状況や事件の悪質性にもよりますが、高額な数百万円の慰謝料を獲得できることもあります。実際にグラディアトル法律事務所では、無断で性行為を撮影した男性から、動画の削除や流出防止を約束させたうえで、200万円の慰謝料を受け取ることに成功した実績があります。

しかるべき金額を受け取るためにも、慰謝料の算定を含め、まずは弁護士に相談してみることが大切です。

リベンジポルノの慰謝料・損害賠償請求についての詳細は、以下の記事をご参照ください。

リベンジポルノの損害賠償請求額の相場・増額要素を徹底解説

 

理由5:リベンジポルノを利用した脅迫被害に対応できる

弁護士に相談すれば、脅迫被害にも対応することが可能です。

リベンジポルノ問題においては、撮影された画像・動画をもとに金銭を要求されたり、関係の継続を求められたりするケースも多く見られます。

この場合、弁護士に依頼すれば、加害者に対して犯罪行為を辞めるように警告してもらえることを覚えておきましょう。撮影した画像・動画をもとに相手を脅す行為は犯罪行為であるため、状況次第では、警察に被害届や刑事告訴状を提出し、警察と連携した対策を講じていくこともできます。

リベンジポルノを利用した脅迫については、以下の記事もご参照ください。

リンク:リベンジポルノの恐喝・脅迫!被害届・刑事告訴で犯人逮捕

 

 

リベンジポルノ問題に強い弁護士の選び方

リベンジポルノ問題に強い弁護士の選び方

 

リベンジポルノ問題の対応方法に詳しい弁護士

リベンジポルノ問題に強い弁護士を選ぶ場合は、リベンジポルノ被害の対応方法に詳しいかどうかに着目しておくとよいでしょう

リベンジポルノ問題の解決にあたっては、法律やITに関連するさまざまな知識が求められます。

対応方法を正しく理解できていない弁護士に依頼してしまうと、手続きが遅れたり、思うような慰謝料を獲得できなかったりすることにもなりかねません。そのため、リベンジポルノ問題を迅速かつ有利に解決するためには、情報開示請求手続きをはじめ、具体的な対応方法を正確性格に把握している弁護士に依頼することが重要です。

実際に弁護士を選ぶ際には、以下のような点を確認しておくとよいでしょう。

  • 弁護士が得意とする分野にリベンジポルノ問題が含まれているか
  • ホームページにリベンジポルノや削除依頼・開示請求に関するコラムが複数あるか
  • 質問に対してすぐに回答してくれるか

各弁護士が得意とする分野はホームページなどに掲載されていることも多いので、依頼する前に一度確認してみてください。また、無料相談の機会などを利用して、対応方法などをわかりやすく説明してくれるか、質問に対してすぐに回答してくれるかなどをチェックしておくのもよいでしょう。

 

リベンジポルノ問題の解決実績が豊富な弁護士

リベンジポルノの被害を受けたときは、解決実績が豊富な弁護士に相談・依頼することも大切です。

豊富な経験を踏まえたアドバイスが期待できるほか、加害者との示談交渉や捜査機関への働きかけなども、個々の状況に合わせた最善の方法で進めてもらうことができます。

弁護士の解決実績は、法律事務所のホームページなどに掲載されているケースが一般的です。解決実績を確認していないと、リベンジポルノの取り扱い経験のない弁護士が担当となる可能性もあるので十分注意しておきましょう。

 

早急な対応が可能な弁護士

リベンジポルノ問題の相談先には、早急な対応が可能な弁護士を選ぶようにしましょう。

対応が遅れると、リベンジポルノの被害は急速に拡大していきます。また、投稿者のログ情報は一定期間経過すると失われてしまうので、犯人が特定できなくなる可能性も出てくるしょう。

そのため、リベンジポルノ問題の解決に向けては、いかに早く画像・動画の削除依頼や加害者の特定に着手できるかが重要になります。

たとえば、以下のような点に対応している弁護士であれば、弁護士が休日や夜間の相談にも応じている場合や、LINE・メール・電話など豊富な連絡手段を用意している場合などは、早急な対応が期待できるでしょう。

  • 電話での問い合わせに対してすぐに面談の案内をしてくれる
  • メールでの相談に対して1~2日以内に返信がある
  • 休日や夜間の相談にも応じている
  • LINE・メール・電話など豊富な連絡手段を用意している

 

リベンジポルノ被害の弁護士相談はグラディアトル法律事務所へ

グラディアトル法律事務所では、日々、リベンジポルノに関する問い合わせを多数受け付けています。

解決実績も豊富に持ち合わせており、リベンジポルノの削除に成功したアダルトサイトは数十種類以上に及びます

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当事務所の弁護士は、リベンジポルノの脅迫・恐喝被害の解決事例もあります。パパ活で知り合った男性から、後日、性行為中の動画をもとに金銭を要求された事例です。男性に対する警告文の送付と刑事告訴をおこない、男性は逮捕され、性行為の動画も削除させることに成功しています。詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。

リンク:リベンジポルノの恐喝・脅迫!被害届・刑事告訴で犯人逮捕

 

リベンジポルノ被害の刑事告訴・示談交渉で、200万円の損害賠償をさせた実績もあります。デリヘルで働く女性が客に盗撮され、インターネット上で販売された事例です。刑事告訴をおこない、加害者は逮捕。双方の弁護士が話し合った結果、200万円の示談金が成立しました。詳細が気になる方は、以下の記事でチェックしてみてください。

リンク:リベンジポルノの損害賠償請求額の相場・増額要素を徹底解説

 

また、当事務所では、スピード感のある対応が可能です。過去には、複数のサイトに画像・動画が公開されている場合において、2日以内にすべてのコンテンツを削除できた実績があります。

個人で画像や動画の削除依頼を行っても、手続きが進まず時間だけが経ってしまうことにもなりかねません。

しかし、リベンジポルノが未解決のまま放置されると、視聴回数やダウンロード数などを増加させ、ほかのアダルトサイトに拡散するリスクも高くなります。

不確実な方法で対応しようとするのではなく、まずは当事務所に相談してみてください。当事務所では24時間365日相談を受け付けているほか、LINE相談も可能なので、いつでも気軽にお問い合わせください。

 

リベンジポルノについて弁護士に相談する際にかかる費用の目安

リベンジポルノについて弁護士に相談・依頼する際には、弁護士費用を支払う必要があります。具体的な弁護士費用は事案によっても異なりますが、以下の金額をひとつの目安にしておくとよいでしょう。

リベンジポルノの弁護士費用

見積もりの詳細は、弁護士との面談の際に必ず確認しておきましょう。また、料金体系に関して不明な点がある場合は、納得のいくまで説明を求めるようにしてください。

 

リベンジポルノについて弁護士に相談する流れ

リベンジポルノを弁護士に相談した時の流れ

リベンジポルノについて弁護士に相談する際は、まず電話やメールで問い合わせてみましょう。相談内容の概要を伝え、相談日を予約する必要があります。

グラディアトル法律事務所では、最短即日、事前の連絡があれば夜間や土日祝日の相談も可能です。また、初回相談は原則無料で受け付けているほか、LINEでの相談も行っているので有効に活用してみてください。

その後、担当弁護士と電話や対面で法律相談をおこないます。弁護士費用に関しても、初回相談時に見積もりが出されるケースが一般的です。

相談を終えて、事件処理の方針や見積内容に納得できた場合は、弁護士と契約を締結することになります。緊急性の高い案件であれば、その場で契約手続きを済ませることも可能です。あとは、問題解決に向けて弁護士が最善を尽くしてくれるので、安心して任せましょう。

 

まとめ

リベンジポルノの被害を受けたときは、できるだけ早く弁護士に相談することが大切です。対応が遅れると被害が拡大し、取り返しのつかない事態に陥る可能性も否定できません。

少しでも被害を最小限に抑えたいのであれば、リベンジポルノに強い弁護士のサポートは必要不可欠です。豊富な知識と経験のある弁護士なら、サイトの運営者などに対して早急にコンテンツの削除を依頼できるほか、犯人を特定したうえで損害賠償請求をおこなうこともできます。

グラディアトル法律事務所は、リベンジポルノに関する豊富な解決実績があります。リベンジポルノの被害を受け、不安や焦りを感じている方はひとりで悩まず、当事務所へご相談ください。

 

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。

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