トレントでAVをDL後、開示請求が来た時の対処法【弁護士直伝】

トレントでAVをDL後、開示請求が来た時の対処法【弁護士直伝】
弁護士 若林翔
2025年07月06日更新

みんなもやってるし、バレることはないだろう… 深く考えずにトレントでAVを違法ダウンロードし続ける日々。

「発信者情報開示請求に係る意見照会書」が自宅に届いたことで

やっぱり、バレてしまった…どうしたらいいんだろう…

と、途方にくれているあなた。

近年、トレントでのAV違法ダウンロードによる開示請求や損害賠償請求が増加しています。 「1回ダウンロードしただけ」や「数年前にダウンロードしていたけれど、今はしていない」などは通用しないのです。

実際に、以下のように多数のAVメーカーやプロダクションなどが、トレントでのAV違法ダウンロードに対する開示請求を行っています。

 会社名主なジャンル
メーカー有限会社プレステージ素人
株式会社SOD企画・全裸
株式会社ケイ・エム・プロデュースアダルトVR
タカラ映像熟女・人妻
株式会社プラム素人
株式会社ナチュ過激・痴漢
三和出版株式会社肛門・調教
株式会社WILL(ウィル)複数ジャンル
株式会社ExStudio企画
株式会社V&Rプランニングスカトロ・レイプ
EX-STANDARDFC-2個人撮影
プロダクション・その他ティーパワーズ株式会社(T-POWERS)AV女優
清水健(しみけん)AV男優
株式会社CONT監督

※グラディアトル法律事務所調べ(2025年6月時点)

最近では、上記のようにAVに関連する複数社から立て続けに開示請求されるケースも増えているのです。

万が一あなたが、深く考えずに交渉に同意してしまえば、1件に対して40〜80万円の示談金・損害賠償金を支払うハメになってしまうでしょう。

「もう、諦めて数十万円支払うしかないのか…」

まだ、諦める必要はありません。

たとえトレントでのAV違法ダウンロードに関する意見照会書が届いたとしても、早い段階で弁護士に相談していれば全額ブロックできる可能性もあります。

AV違法ダウンロードの相談増加

トレントでAVをダウンロードして、自宅に意見照会書が届いた時の対処法

トレントでAVをダウンロードして、自宅に意見照会書が届いた時の対処法

「発信者情報開示請求に係る意見照会書」が届いた場合、適切な対処で、被害を最小限に抑えることが可能です。

今まで多数のAV違法ダウンロード開示請求に関する解決実績のある当事務所では、以下の流れでの対処をおすすめしています。

自宅に意見照会書が届いたときの対処法

手順を無視して、ネット掲示板の情報だけを鵜呑みにしてしまうと、最悪の場合裁判沙汰になってしまうかもしれません。

示談金の減額や全額ブロックを実現するためにも、これから解説していく手順を守り、適切に対処していきましょう。

【STEP1】違法ダウンロードしたデータと、トレント自体を削除する

意見照会書がきたら、すぐにすべきなのが違法ダウンロードしたデータの削除と、トレントソフト自体の削除です。

トレントの違法ダウンロードに関する損害賠償額は、一般的には違法ダウンロードしたファイルの保有期間によって変動します。

そのため、一刻も早くファイルを削除した方が、最終的に支払う金額を抑えられる可能性が高まるのです。

実際に、以下の判例をみると、同じファイルの違法ダウンロードでも、ファイルの保有期間と損害額が連動していることがわかります。

違法ダウンロードではファイルの保有期間と損害額が連動している

参考:判例「東京地方裁判所令和2年(ワ)第1573号」を参考に一部抜粋して記載

もちろん、ファイルやトレント自体の削除をしたからと言って、違法ダウンロードした履歴をゼロにできるわけではありません。

しかし、最終的にあなたが支払う損害賠償額を少しでも抑えるために、すぐに削除しておくべきです。

【STEP2】弁護士に相談する

違法ダウンロードしたファイルやトレントを削除したら、次は​​弁護士に相談しましょう。

弁護士に相談するときは、意見照会書の内容が正しいか、ほかにも作品をダウンロードしていないか、正確に回答することが大切です。

トレントでAVをダウンロードしたデバイスを確認し、メモなどに控えておくといいでしょう。

弁護士には、「いつ、どこで、どのAVを見たのか」を告白することになるため、精神的につらくなる方も多いかもしれません。

ですが、弁護士には守秘義務がありますので、過度に不安にならないようにしてくださいね。

今後、あなたにはどのような選択肢があるのか、リスクや金額を抑えられる方法はあるのかなどをしっかりと話し合い、方針を決めておきましょう。

【STEP3】弁護士に「受任通知兼回答書」を出してもらう

弁護士に依頼を決めたら、意見照会書を送ってきた著作権者側に対して「受任通知兼回答書」を、弁護士を介して送付してもらいます。

受任通知兼回答書は、

・弁護士があなたの代理人に就任したこと ・開示請求に対する回答

を記載したものです。

受任通知及びご連絡

この書類を送付すると、以降は、著作権者側の代理人とあなたの弁護士がやり取りすることになります。

弁護士に相談した段階で、

・そのまま同意して示談金を支払う ・減額交渉をする ・全額ブロックする

などの方針を決めているので、それを踏まえて弁護士が適切な回答をしてくれます。

もちろん、弁護士を通してすべてのやりとりをするので、あなたのもとに書類や連絡がくることがなくなるので、精神的に楽になるはずです。

また、家族や職場にバレることも防ぎ、これまで通りの生活を送ることができるでしょう。

【STEP4】相手から連絡が来るのを待つ(1ヶ月程度)

受任通知兼回答書を送付してから、著作権者側から連絡がくるまで1ヶ月程度かかります。

あなたの回答書をもとに、どのように対応すべきか協議するため、ある程度時間がかかるのは仕方がありません。

とはいえ、連絡を待つ時間に不安になってしまう方が多いのも事実です。

「告訴するといわれたらどうしよう」

「とんでもない額の損害賠償金を請求されたら…」

最悪のケースを想定すると、メンタルの調子を崩してしまいますが、そのような時は代理人である弁護士を頼りましょう。

弁護士は、あなたがイメージする最悪のケースはもちろん、複数の回答を想定しています。そのすべてに対して、あなたに有利になる方法を考えるのが職務です。

ですから、あなたが思い悩む必要はありません。間違ってもインターネット検索をし、デマに一喜一憂しないでください。

返事が来るまでの間、作戦を練るのは弁護士の仕事です。 あなたはこれまで通りの日々を過ごしましょう。

【STEP5】方針にあわせて「減額交渉・全額ブロック」もしくは「同意して示談」の対処をする

相手側から連絡がきたら、提示された内容を弁護士と相談しながら「減額交渉・全額ブロック」もしくは「同意して示談」のいずれかの対処をとっていきます。

すでにどちらの方針をとっていくのか大枠は決まっているかと思いますが、改めてどのように対処していくべきか考えてみましょう。

減額・全額ブロックする場合提示された内容に対して、弁護士が減額・ブロック可能だと判断した場合
同意して示談する場合支払額に関係なく、とにかくお金を払ってすぐにトラブルを解決したい場合

「できれば、お金は一円も払いたくない!」という場合は、弁護士のアドバイスに沿って減額交渉を進めていきます。

反対に「お金を払ってでも、とにかく今すぐに解決させたい」という場合は、示談内容に同意したうえで提示された金額を支払う準備を進めましょう。

どちらの方針をとるにしても、示談書の内容をしっかり確認しての対応が欠かせません。

なぜなら、以下のような専門知識が必要な項目の確認が重要だからです。

・損害額:金額の根拠などは明確になっているのか
・支払い条件:示談金の支払い方法や期限は適切か
・清算条項:示談成立後に新たに請求されたり異議申し立てされないか

だからこそ、専門知識のある弁護士にしっかりと交渉内容を判断してもらいましょう。

最近はAVメーカー・プロダクション側からの開示請求が増加している

最近はAVメーカー・プロダクション側からの開示請求が増加

冒頭でもお伝えしましたが、近年AVメーカー・関連企業によるトレント違法ダウンロードへの開示請求・損害賠償請求が増加しています。 以下のように、多くの会社が開示請求を行っているので、一度の開示請求ですべてが解決できるとは言い切れません。

 会社名主なジャンル
メーカー有限会社プレステージ素人
株式会社SOD企画・全裸
株式会社ケイ・エム・プロデュースアダルトVR
タカラ映像熟女・人妻
株式会社プラム素人
株式会社ナチュ過激・痴漢
三和出版株式会社肛門・調教
株式会社WILL(ウィル)複数ジャンル
株式会社ExStudio企画
株式会社V&Rプランニングスカトロ・レイプ
EX-STANDARDFC-2個人撮影
プロダクション・その他ティーパワーズ株式会社(T-POWERS)AV女優
清水健(しみけん)AV男優
株式会社CONT監督

※グラディアトル法律事務所調べ(2025年6月時点)

「ニュースなどで聞かないけど…本当にAV違法ダウンロードのトラブルってあるの?」

そう思われるかもしれません。

実は、AVの違法ダウンロードは、「BitTorrent監視システム」などでチェックされているので、発覚率が高いが現実です。

また、違法ダウンロードが発覚しても、示談金を支払って解決しているケースがほとんどなので、逮捕や摘発されないためトラブルが表面上に現れません。

参考までに当事務所では、1作品に対して33万円、複数社に対しては77万円の損害賠償金を請求されてお困りの相談者さまもいらっしゃいました。

違法ダウンロードの和解書面

このように、AVメーカーなどからの開示請求や損害賠償請求をされてしまい「これからどうしたらいいのだろう…」と不安を感じているのは、あなた1人ではありません。

一度でもトレントでAV違法ダウンロードしたことがある人であれば、いつ開示請求・損害賠償請求されるか分からないからこそ、常に注意しておく必要があるのです。

 

関連コラム:トレントの開示請求は絶対無視・拒否NG!正しい対応を弁護士が解説

トレントでAV違法ダウンロードしたら「製作者側」の事情を知り尽くした弁護士が適任

トレントでAV違法ダウンロードしたら「製作者側」の事情を知り尽くした弁護士が適任

トレントを使ったAV違法ダウンロードへの開示請求や損害賠償請求には、一般的な弁護士ではなく、「AV製作者側」の事情を知り尽くした弁護士が最適です。

なぜなら、一口に弁護士といっても、取り扱い分野や事例はさまざまで、知識や経験に差があるため、誰でもあなたを救えるわけではないからです。

とくにAV業界に関するトラブルは、弁護士が担当する分野のなかでも特殊分野のひとつだからこそ、製作者側への理解が必要になります。

製作者側の知識・理解があれば、


・どのような“攻め”をすれば良いのか
・示談交渉の適した進め方は何か
・示談金のボーダーラインの見極めは適切か

 

などを知り尽くしているので、知識がない弁護士よりもスムーズにトラブルを解決できます。

AV業界を知り尽くしている弁護士であれば、製作者側だけでなくあなたの事情にも寛容です。 「こんなことを言って怒られないだろうか」 「恥ずかしい。言いたくない」

そのような不安を感じることなく、信頼して交渉を任せられるでしょう。

※関連コラム「時間もお金も失う!トレントの裁判を回避すべき理由と弁護士の選び方」

AV・トレント関連のご相談はグラディアトル法律事務所へお任せください

AV・トレント関連のご相談はグラディアトル法律事務所へお任せください

トレントでAV(アダルトビデオ)を利用したことで不安や心配になった方や、すでに意見照会書が届いて困っている方は、すぐにグラディアトル法律事務所にご相談ください。

ここでは、数ある弁護士事務所のうち、当事務所  をおすすめする理由をご紹介します。

グラディアトル法律事務所がAVやトレント関連のトラブルに最適な理由

我々があなたのお役に立てる理由を、ひとつずつお伝えします。

AV制作会社から訴えられた人の弁護経験が多数ある

グラディアトル法律事務所では、AV制作会社から訴えられた方をたくさん救ってきました。

似たような事案の相談を多数受けているので、どのような内容の話でも冷静に対応します。

「知らない人にAVの話をするのは抵抗がある」

「こんな話をして、呆れられたり、軽蔑されたりしないか不安」

このように感じる方は、迷わず弊所へご連絡ください。

グラディアトル法律事務所の弁護士陣は、依頼人を辱めたり、追いつめたりすることはありません。

あなたが真摯に反省しているなら、すぐにでも立ち直れるようにサポートいたします。

トレント関連の解決実績が200件以上ある

グラディアトル法律事務所では、トレント関連の解決実績が200件以上あります。

すべて示談で解決しており、逮捕者回避率は100%です(2023年7月時点)。

トレントの違法行為を含むインターネットトラブルの相談は、これまで500件以上受けており、さまざまな事案を把握しております。

特にトレントでのトラブルは専門性が高く、最新の事情に精通した弁護士でなければ、攻めの交渉はできません。

弊所の弁護士は、メディアの取材に対応できるほど、インターネット分野や著作権などの知見があります。

最新の知識やノウハウを駆使し、あなたに不利益が生じないよう力を尽くします。

損害賠償金・示談金交渉に強みがある

グラディアトル法律事務所は、損害賠償金・示談金の交渉力に強みがあります。

あなたが高額な損害賠償金や示談金を提示されても、適正な価格まで減額するよう、粘り強く交渉しましょう。

実際に、弊所ではトレントでAVをダウンロードしたケースは示談金40〜80万円くらいで合意しております。

もちろん、なかには示談交渉の結果、全額をブロックをして0円で解決できたケースも数多くあるのでご安心ください。

トレントでAVを違法アップロードしたときの示談事例

「示談金を1円でも安く抑えたい」

「高額な損害賠償金を請求されている」

という方は、ただちに弊所へご連絡ください。あなたが損をしないように、毅然とした態度で交渉します。

※関連コラム「トレント開示請求は弁護士へ相談!示談交渉で減額0円を目指せる理由」

LINE相談が可能!あなたのタイミングで相談できる

グラディアトル法律事務所では、全国どこからでも24時間365日、相談を受け付けています。

電話、メールのほか、LINEやzoomにも対応しているので、あなたの好きなタイミングでご連絡ください。

インターネットで検索し続けても、あなたにとって有益な情報を見つけることは非常に困難です。

インターネット検索に時間を割き、デマに一喜一憂するくらいなら、弊所の無料相談をご活用ください。

法律の専門家だからこそお伝えできる情報があり、あなたのストレス軽減のお役に立てるはずです。

グラディアトル法律事務所へのライン相談の流れ

トレントでAV違法ダウンロードした人向けQ&A

Q. とりあえず今すぐ示談金を払えば、楽になれますか?

A. 残念ながら今すぐ示談金を払ったとしても、トレントトラブルが解決する保証はありません。

なぜなら、「最近はAVメーカー・プロダクション側からの開示請求が増加している」でもお伝えしているように、さまざまなAVメーカーやプロダクションから次々と開示請求される可能性があるからです。

A社への示談金支払いが終わってほっと一息ついたところへ、次はB社とC社から同じような開示請求・損害賠償請求が届く可能性も大いにあります。

とくに、過去にトレントを使って複数のAVを違法ダウンロードした心当たりがある場合は、1度の示談金支払いだけでは、すべてを解決できないと覚えておきましょう。

Q. AVを違法ダウンロードしたと、周りにバレますか?

A. 開示請求を無視してしまったり、弁護士を通さずに示談交渉をしようとするとバレる可能性は大いにある。

自宅に届いた示談書などがきっかけで、トレントでAVを違法ダウンロードしたことがバレる可能性はあります。

「発信者情報開示請求に係る意見照会書」は、文章のみの場合がほとんどですが、示談書に関しては違法ダウンロードしたAVのタイトルやジャケット写真が記載されている場合もあるのです。

万が一、示談書をご家族が見てしまった場合はバレてしまうでしょう。

しかし、弁護士を介して示談交渉をしていれば、書類のやり取りも弁護士が行ってくれるため家族バレを回避できます。

Q. 弁護士に依頼した場合の費用は、いくらぐらいですか?

A. トレントトラブルを弁護士に依頼した場合の費用は、一般的に約20〜100万円です。

弁護士に依頼した場合の費用は、着手金・成果報酬・1時間にかかる相談料などによって変動します。

たとえば、被害額が高額になる程、弁護士費用も高額になります。 また、相談に時間がかかりすぎてしまえば、相談料も増額されていってしまうでしょう。

少しでも弁護士費用を抑えるのであれば、「トレントでAV違法ダウンロードしたら「製作者側」の事情を知り尽くした弁護士が適任」を参考に、スピーディにトレントトラブルを解決してくれる弁護士に依頼するべきです。

まとめ

最後にこの記事を簡単にまとめます。

自宅に意見照会書が届いてしまった時の対処法 【STEP1】違法ダウンロードしたデータと、トレント自体を削除する 【STEP2】弁護士に相談する 【STEP3】弁護士に「受任通知兼回答書」を出してもらう 【STEP4】相手から連絡が来るのを待つ(1ヶ月程度) 【STEP5】方針にあわせて「減額交渉・全額ブロック」もしくは「同意して示談」の対処をする

トレントでAVをダウンロードすると、損害賠償金を請求されたり、最悪は逮捕されたりする可能性があります。

近年、AV制作会社は逮捕・摘発に力を入れていることから、トレントでAVを違法ダウンロードするリスクは飛躍的に上がっていると考えられます。弊所・グラディアトル法律事務所では、トレントやAVについて不安がある方への無料相談を実施しております。気になることがあれば、1人で抱え込まずに、お気軽にご相談ください。

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。

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