「Bingの検索結果にネガティブなキーワードが表示され困っている」
「Bing検索で問題のあるキーワードを削除することは可能?」
「Bing検索の削除方法や流れを知りたい」
Bing(ビング)は、Microsoftが提供する検索エンジンで、Googleに次ぐシェアを持つ検索サービスです。
しかし、Bing検索結果やサジェスト(関連キーワード)に「根拠のない誹謗中傷」や「プライバシーを侵害する情報」が表示されると、個人や企業に深刻な風評被害が発生するおそれがあります。特に、会社名・個人名を検索した際に「詐欺」「逮捕」「悪評」などの言葉が並ぶと、事実に関係なく信用を失う危険性があります。
このような不当な検索結果やサジェストを削除してもらうためには、Microsoftが提供する「Bingに対する問題報告フォーム」から削除依頼を行う方法が有効です。ただし、削除が認められるかどうかは、Bingのガイドラインや倫理規定に照らして判断されるため、適切な手順と記載内容が重要になります。
本記事では、
| ・Bing検索における削除依頼の具体的な手続き方法 ・Bing検索の削除依頼文の書き方 ・削除依頼が却下された場合の対応策 |
などをわかりやすく解説します。
Bing検索の不当な表示で困っているという方はぜひ参考にしてください。
Bing検索で削除依頼できる可能性のある情報とは?
Bingでは、すべての情報が自由に削除できるわけではありません。削除が認められるのは、Microsoftが定める倫理規定やコンテンツポリシーに反する情報に限られます。
具体的には、以下のような情報が削除対象となる可能性があります。
| ①名誉毀損・誹謗中傷にあたる内容たとえば、事実無根の犯罪歴・違法行為を示唆する記載、企業や個人を侮辱する表現などがこれにあたります。信用や社会的評価を著しく損なう内容は、Bingの倫理ポリシー上も不適切とされます。 ②プライバシー侵害にあたる情報住所・電話番号・勤務先など、本人の同意なく公開された個人情報は、削除対象となり得ます。特に、私生活に関するセンシティブな情報(性的内容や家族構成など)は削除される可能性が高いでしょう。 ③無断使用された画像や動画本人の承諾を得ずに公開された写真や映像、特に性的・暴力的な内容を含むものは、削除の対象となります。 ④著作権を侵害するコンテンツ他者の文章・画像・動画を無断転載している場合、著作権侵害の申立てによって検索結果から除外されることがあります。 ⑤詐欺やマルウェアなど危険行為を助長する情報フィッシングサイトや悪質商法への誘導など、ユーザーの安全を脅かす内容も報告対象です。 |
一方で、単に「自分にとって不快な情報」「批判的なレビュー」「事実に基づく報道」などは、表現の自由の範囲内と判断され、削除が認められないことがあります。そのため、Bingへの削除申請では、「どの部分が事実無根なのか」「どのような損害・影響が生じているのか」を具体的に説明することが重要です。
Bing検索の削除依頼の手順
Bingの検索結果やサジェスト(関連検索キーワード)に不適切な情報が表示された場合は、Microsoftが提供する「Bingに対する問題を報告」ページから削除依頼を行うことができます。以下では、実際の申請手順を具体的に説明します。
STEP1:「Bingに対する問題を報告」ページにアクセス
まず、Microsoft公式サイトの「Bingに対する問題を報告」ページにアクセスします。
このフォームは、スパム報告や誤情報、検索候補に関する問題などをMicrosoftに報告するための窓口です。削除申請は、このフォームを通じて行います。
STEP2:「Bing検索」を選択

「どの製品について報告しますか?」という質問が表示されたら、「Bing検索」を選択します。
Bingは、画像検索・地図・AIチャットなど複数のサービスを展開していますが、サジェストや検索結果に関する削除依頼は「Bing検索」を選択するのが正しい手順です。
STEP3:「問題点について教えてください」のページで「その他」を選択

次に、「問題点について教えてください」という設問で「その他」を選択します。
この項目を選ぶことで、一般的なスパム報告や検索精度に関するフィードバックではなく、サジェストや関連検索語句に関する削除依頼に進むことができます。
STEP4:「Bingが提供する関連検索または検索候補」を選択

続いて表示される選択肢の中から、「Bingが提供する関連検索または検索候補」を選びます。
ここでいう「検索候補」とは、検索ボックスに文字を入力したときに自動的に表示されるサジェスト(例:「会社名 詐欺」「個人名 逮捕」など)を指します。
この選択を行うことで、Bingのサジェスト削除専用フォームが開かれます。
STEP5:「Bing検索候補報告フォーム」が開かれるので必要事項を入力してフォームを送信

フォームが開いたら、以下の情報を入力します。
| ①氏名または法人名実名での申請が原則です。匿名では対応してもらえないことがあります。 ②メールアドレスMicrosoftからの連絡が届くよう、確実に受信できるアドレスを入力しましょう。 ③問題のある検索候補(キーワード)例:「〇〇株式会社 詐欺」「△△さん 逮捕」など、実際にBing上で表示される候補を正確に記載します。 ④問題の詳細なぜその検索候補が不適切なのかを具体的に説明します(例:「事実無根であり、名誉を著しく損なう内容である」など)。 |
STEP6:「その他の情報を入力してください」に必要事項を記入してフォームを送信
最後に、「その他の情報」欄に、問題の背景や被害状況を詳しく説明します。
たとえば、以下のような内容を簡潔にまとめると効果的です。
| ・当該キーワードが事実と異なる点 ・実際に発生している被害(顧客離れ、評判低下など) ・削除を希望する理由(名誉毀損・プライバシー侵害など) ・参考となるURLやスクリーンショットの存在 |
入力が完了したら、「送信」ボタンをクリックして申請を完了します。
Bing検索の削除依頼をする際の依頼文の例
Microsoftは、ユーザーからの削除申請をもとに、内容が「検索ポリシーや倫理規定に違反しているか」を判断します。したがって、感情的な表現ではなく、客観的かつ具体的に問題点を説明する文章を作成することが大切です。以下では、実際に使用できるテンプレート例と書き方のポイントを紹介します。
削除依頼文のテンプレート(例文)
| お世話になっております。私は〇〇(氏名または法人名)と申します。 現在、Bingの検索エンジンにおいて、「〇〇(検索キーワード)」を入力すると、検索候補に「〇〇(問題となるサジェスト)」という語句が表示されます。 しかしながら、この語句は事実に基づかない内容であり、私(または当社)の名誉・信用を著しく損なうおそれがあります。 実際に、当該サジェスト表示により、取引先や顧客からの問い合わせが減少するなど、具体的な被害も生じています。 当該サジェストは、Microsoftの「検索品質に関するポリシー」および「コンテンツガイドライン」に照らしても不適切であると考えられます。つきましては、該当の検索候補を削除または非表示としていただきたく、何卒ご対応をお願いいたします。 なお、必要に応じて、スクリーンショットや当該検索結果のURL等、参考資料をご提供することも可能です。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 署名:〇〇〇〇 メールアドレス:〇〇〇〇 |
依頼文を書く際のポイント
上記テンプレートを使用する際は、以下の点に注意すると、審査担当者に伝わりやすい内容になります。
①感情的な表現を避ける
「腹が立つ」「許せない」などの感情的な語句は控えましょう。Microsoftは客観的な根拠に基づいて判断するため、冷静で論理的な表現が求められます。
②事実と被害を具体的に記載する
「どのキーワードが問題なのか」「どのような不利益が生じたのか」を具体的に書くことで、削除の必要性が伝わりやすくなります。
例:「〇〇 詐欺という検索候補が表示され、顧客からの信用低下・問い合わせ減少が発生している」など
③Microsoftの基準に言及する
「倫理規定」「検索品質ポリシー」「ガイドライン」といった公式用語を文中に含めることで、単なるクレームではなく正当な申し立てであることを印象づけられます。
④証拠や資料の存在を示す
実際に添付できなくても、「スクリーンショット等の証拠を提示可能」と書いておくと、信頼性が高まります。
文面作成が難しい場合は弁護士への相談を
削除依頼文は、内容によっては法的主張を伴う文書になります。名誉毀損やプライバシー侵害の要件を正確に主張するためには、法律の専門知識が必要です。
もし自分で書くのが難しい場合や、過去に却下された経験がある場合は、弁護士に依頼して文面の作成や戦略を立ててもらうことをおすすめします。
Bing検索の削除依頼が却下された場合の対応策
Bingへの削除依頼を送信しても、必ずしも削除が認められるとは限りません。Microsoft側は独自の基準に基づいて審査を行うため、「削除対象に該当しない」と判断されるケースや審査結果の通知が届かないケースもあります。しかし、削除依頼が却下されたとしても、まだ取れる対応策は複数あります。以下では、実際に行える3つの具体的な対応方法を紹介します。
Bingへの再申請
まず検討すべきは、再申請です。初回の申請で削除が認められなかった場合でも、内容の説明を補足したり、証拠を追加したりすることで再度審査が行われることがあります。
再申請時のポイントは以下のとおりです。
①新たな証拠を提示する
スクリーンショットや被害状況の記録など、初回申請時になかった資料を添付します。特に、実際の取引先や顧客が影響を受けた事例がある場合は、その具体的な説明が効果的です。
②問題点をより明確に記載する
単に「不快」「削除してほしい」と書くのではなく、「事実無根の情報である」「名誉を損なう内容である」といった法的根拠を示すと説得力が増します。
③一定期間を空けて再申請する
短期間に繰り返し申請しても同様の結果になることが多いため、1~2週間ほど間隔を空け、内容を見直してから再提出するのが望ましいです。
サイト運営者への削除依頼
Bingの検索結果は、インターネット上の各ウェブサイトの情報をもとに表示されています。
そのため、サジェストや関連検索語句の原因が、特定のサイトの記事やページにある場合は、掲載元のサイト運営者に直接削除依頼を行う方法も有効です。
サイト側が該当ページを削除すれば、Bingの検索エンジンも次回のクロール時に更新し、関連キーワードが自動的に非表示になる可能性があります。
根本的な情報源を消すという効果がありますので、もっとも確実な解決方法といえるでしょう。
法的手続きによる削除
再申請やサイト運営者への交渉でも解決しない場合は、法的手続きによる削除請求を検討する段階です。
弁護士を通じて行う主な手段には、次のようなものがあります。
| ①削除仮処分申立て裁判所に申し立てを行い、該当ページの削除を強制的に命じてもらう手続きです。名誉毀損・プライバシー侵害などの権利侵害が明らかなケースであれば、削除が命じられる可能性が高いといえます。 ②発信者情報開示請求投稿者が匿名である場合、その身元を特定して責任を問うことが可能です。2022年のプロバイダ責任制限法改正により、従来の2段階の手続き(サイト管理者→プロバイダ)だけでなく、1回の裁判手続きで投稿者の特定が可能となりました。 ③損害賠償請求名誉毀損・プライバシー侵害が明確な場合には、投稿者や運営者に対して損害賠償を求めることも可能です。 |
これらの法的手段を講じることで、Bingだけでなく、同様の情報が他サイトに拡散するリスクを抑える効果も期待できます。その際、弁護士が介入することで、法的根拠を明示しながら交渉・手続きを進められるため、自分で対応するよりも成功率を高めることができます。
Bing検索の削除依頼を弁護士に依頼するメリット

Bing検索の削除依頼は、一般ユーザーでも申請できます。しかし、実際には「申請しても削除されない」「理由が分からず却下された」といったケースが多く、個人の力だけでは限界があるのが実情です。そのため、削除の成功率を高めたい場合や、被害が深刻な場合には、弁護士に依頼することを強くおすすめします。以下では、弁護士に依頼する3つのメリットを説明します。
法的観点から削除可能性を判断してもらえる
Bingへの削除依頼は、単に「不快だから」「誤情報だから」という理由だけでは認められない場合があります。
Microsoft側は、削除対象が名誉毀損・プライバシー侵害・信用毀損などの法的侵害に該当するかを慎重に判断しているため、法的根拠を踏まえた主張が重要です。
弁護士に相談すれば、該当情報がどの法律に抵触する可能性があるのか、また削除が認められる見込みがあるのかを専門的な観点から判断することができます。
これにより、削除申請前に無駄な手続きを避けられ、より通りやすい申請内容を組み立てることが可能になります。
効果的な削除依頼の申請文をアドバイスしてもらえる
Bingの削除依頼では、申請文の内容が結果を大きく左右します。
削除の可否は「感情的に不快かどうか」ではなく、「法的・倫理的に問題があるか」に基づいて判断されるため、表現次第で結果が変わることも少なくありません。
弁護士に依頼すれば、名誉毀損やプライバシー侵害などの法的観点から、削除が認められやすい書き方・表現をアドバイスすることができます。
また、依頼文に記載すべき根拠や証拠の添付方法も指導してもらえるため、審査担当者に伝わりやすく、成功率を高めることが可能です。
法的手段による削除にも対応できる
Bingへの削除依頼で却下された場合でも、弁護士であれば法的手続きを通じて削除を実現するサポートが可能です。
具体的には、裁判所に対する「削除仮処分の申立て」や、投稿者特定のための「発信者情報開示請求」など、より強制力のある手段を取ることができます。
また、誹謗中傷や虚偽情報による被害が大きい場合には、損害賠償請求を行うことも可能です。
このように、弁護士は削除申請の段階にとどまらず、最終的な解決まで一貫して対応できる専門家として大きな力を発揮します。
Bing検索の削除依頼に関するよくある質問(Q&A)

以下では、実際によく寄せられる質問をもとに、Bingの削除申請に関する基本的なポイントをQ&A形式で紹介します。
削除依頼後、どのくらいで削除される?
削除申請を送信してから結果が反映されるまでの期間は、おおむね1週間から3週間程度が目安とされています。
ただし、申請内容の複雑さや審査状況によっては、1か月以上かかる場合もあります。
削除が認められると、該当するサジェストや検索結果が数日以内に非表示になりますが、キャッシュ(過去の検索履歴)には一時的に残ることもあります。
反映までの期間は一定ではないため、申請後しばらく時間を置いてから再検索し、変化を確認するとよいでしょう。
Bingで検索結果が削除されれば、Googleも削除される?
いいえ、BingとGoogleは別の検索エンジンであり、それぞれ独自の審査基準で運用されています。したがって、Bingで削除が認められても、自動的にGoogleの検索結果が削除されることはありません。
もしGoogleの検索候補や検索結果にも同様の不当表示が見られる場合は、Google専用の削除依頼フォームから別途申請する必要があります。
ただし、Bingと同様に「名誉毀損」「プライバシー侵害」などの明確な根拠を示せば、削除が認められる可能性はあります。
両方の検索エンジンで対応しておくと、より確実な被害防止につながります。
Bingの削除依頼は無料でできますか?
はい、Bingの削除申請そのものは無料で行えます。
Microsoftが提供する公式フォームから誰でも申請でき、特別な手数料などはかかりません。
ただし、削除依頼の文章作成や再申請、掲載元サイトへの交渉を弁護士に依頼する場合は、別途費用が発生します。
削除依頼をしても結果の連絡が来ない場合は?
Bingの削除申請では、審査結果が必ずメールで通知されるわけではない点に注意が必要です。
場合によっては、Microsoft側で審査が完了しても通知が届かず、結果だけが反映されることもあります。そのため、申請から2〜3週間経過しても連絡がない場合は、再度Bingのフォームから申請履歴を確認し、同じ内容で再送信してみるとよいでしょう。
Bingの削除依頼はグラディアトル法律事務所にお任せください

Bing検索で不当なサジェストや検索結果が表示されている場合、自力で削除を試みても、Microsoftの厳格な審査基準により却下されるケースが少なくありません。
「何度申請しても削除されない」「どのように書けば伝わるのか分からない」と悩まれている方は、ネット誹謗中傷・削除請求に精通した弁護士に相談することをおすすめします。
グラディアトル法律事務所は、Bingをはじめとする主要検索エンジン(Google・Yahoo!など)に対する削除依頼・仮処分申立ての実績を多数有する法律事務所です。
個人のプライバシー侵害から企業の風評被害対策まで、削除請求に関するあらゆるケースに対応しています。
当事務所の弁護士が対応する主なサポート内容は、次のとおりです。
| ・Bing・Googleなど各検索エンジンへの削除申請代行 ・掲載元サイト・掲示板運営者への削除交渉 ・削除仮処分・発信者情報開示請求などの法的手続き ・風評被害の再発防止策・モニタリングサポート |
グラディアトル法律事務所では、削除の可否や方針について初回相談を無料で実施しており、相談者の状況に応じて最適な対応方法を提案します。
「個人名に“詐欺”などの言葉が出る」「過去の出来事が今も検索で残っている」など、どんな内容でもお気軽にご相談ください。
まとめ
Bing検索で不当なサジェストや検索結果が表示されると、個人や企業の信用を大きく損なうおそれがあります。
削除依頼はMicrosoftの公式フォームから誰でも申請できますが、内容や書き方によっては却下されることも多く、法的観点に基づく的確な申請が重要です。
弁護士に依頼すれば、削除可能性の判断から効果的な文面作成、さらには法的手続きまで一貫して対応してもらえるため、成功率が大きく高まります。Bingの検索結果やサジェストでお困りの方は、早めにグラディアトル法律事務所までご相談ください。
