【人事担当者向け】みん就の口コミを削除依頼する方法を弁護士が解説!

みん就の口コミ削除依頼

「みん就に自社の悪質な口コミを見つけた…」
「削除依頼したいけど、どうすればいいかわからない」

みん就は就活生の約8割が利用する日本最大級の口コミサイトです。悪質な口コミを放置すれば、応募者の減少や内定辞退など、採用活動に深刻な影響を及ぼしかねません。

この記事では、ネット上の誹謗中傷問題を数多く解決してきたグラディアトル法律事務所が、みん就の削除依頼の方法をわかりやすく解説します。

削除できる口コミの種類から、削除依頼フォームの書き方、自社で削除できなかった場合の対処法まで、この記事を読めばみん就の口コミ削除に必要な知識がすべてわかります。

みん就の投稿は、正しく対応すれば削除ができますし、金銭的な責任追及も可能です。

悪質な口コミでお困りの企業担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。

みん就で削除依頼ができる4つの口コミ

みん就は就活生にとって有益な情報を提供することを目的としたサイトです。
そのため、企業にとってネガティブな内容でも、就活生の役に立つ「リアルな体験談」であれば、削除はされません。

削除依頼が認められるのは、規約違反や法律に抵触する投稿に限られており、以下のような4つのパターンに該当する口コミが該当します。

みん就で削除依頼ができる4つの口コミ

企業の名誉を毀損する口コミ

名誉毀損とは、不特定多数の人が見られる場所で、相手の評判を傷つける具体的な事実を述べる行為です。

たとえば、以下のような投稿が該当します。

「〇〇社はブラック企業だ」
「違法な長時間労働を強いている」
「パワハラが横行している会社」

これらは単なる感想ではなく、「事実」として断定している点がポイントです。
一方で、「面接官の態度が冷たく感じた」「圧迫面接だと思った」といった個人の感想・印象にとどまる投稿は、名誉毀損とは認められにくいでしょう。

削除が認められるかどうかは、「事実の摘示があるか」「社会的評価を低下させる内容か」という点で判断されます。

投稿された内容が名誉毀損にあたれば、削除の対象となります。

第4条(禁止事項)

メンバーは、みん就の利用にあたって、以下のことを行ってはなりません。
(1)当社又は他者へ誹謗中傷や名誉を毀損する行為
(5)当社又は他者の知的財産権、肖像権、プライバシー権、名誉権その他の権利を侵害すること

誹謗中傷にあたる口コミ

悪口や嫌がらせ、煽るような言葉を含む投稿は、誹謗中傷として削除対象になります。

みん就のガイドラインでは、「企業や個人(メンバー含む)に対して、「名誉・信用を汚すこと」「悪口・嫌がらせをしている」「汚い言葉、煽るような言動」」を誹謗中傷と定義しており、以下のような投稿が具体例として挙げられています。

「○社の面接に行ったんだけど、「たいしたことないね」って言われました。他にも「よく、そのレベルでエントリーしたね」って言われた人もいるらしい。こんな会社に就職したら一生社畜として過ごすことになりそうだから受けるの辞めたほうがいいよ!!みんな気をつけて。」

「最終面接時に○○さんに「是非、一緒に働きましょう」って言ったくせに、最終選考で落とされました。落とすんだったらそんな事言うなクソが!!!」

「○○社から「1週間ほどで、電話か郵送にて合否のご連絡を致します」って言ってたのに、2週間たってもまだ、連絡来ないんだけど。。。期限を守れない企業風土だと、賞味期限切れの在庫を再包装して売ってると思う。」

(参考/みん就:書き込みの具体例

つまり、具体的な事実を示さずに、企業の評価を下げるような投稿をすると、削除依頼の対象となるのです。

もっとも、企業にとってネガティブな口コミなら、すべてが削除できるわけではありません。たとえば、「面接で不快な思いをした」「選考の連絡が遅かった」といった就活生のリアルな体験談だけなら、企業にとってネガティブな内容でも削除はできません。

みん就で削除「誹謗中傷」

(引用:みん就|掲示板書き込みガイドライン

社員の個人が特定できる口コミ

みん就では、個人情報や個人を特定できる情報の投稿が禁止されています。
具体的には、以下のような情報が該当します。

「今日、○○社の面接を受けて、面接を担当した○○さんは、すごく優しく質問してくれました。」

「私の○○大学のY先輩は、○○会社で働いています。」

(参考/みん就:書き込みの具体例

イニシャルや伏字であっても、他の情報と結びつけて個人が特定できれば、削除の対象になりえます。

みん就で削除「個人情報」

(引用:みん就|掲示板書き込みガイドライン

人事・採用担当を名乗る投稿(なりすまし投稿など)

他人や他社を装って投稿する「なりすまし行為」も、規約で禁止されています。

たとえば、以下のような内容が該当します。

・「〇〇社人事・採用担当」など、採用に関係する人物であると名乗る投稿
・「採用側の立場から言わせてもらうと…」など、採用関係者であることを暗に示す投稿
・「今年、弊社では営業を30人採用予定となりました。○月○日に参加必須の説明会を開催いたします。(みん就書き込みの具体例より)」 など

このような投稿は、実際に自社の社員が書き込んだものか、第三者によるなりすましかを判断するのが難しいケースがほとんどです。

ただ、みん就では本物か偽物かに関係なく、人事・採用担当を名乗る投稿自体が削除対象となっています。そのため、投稿者が自社の社員なのか、なりすましなのかを特定する必要はありません。

みん就で削除①「人事担当者を名乗る口コミ」

(引用:みん就|掲示板書き込みガイドライン

みん就の悪質な口コミを放置するのは絶対にNG

自社に投稿された口コミが削除対象に該当するなら、ぜひ早めに対処することをおすすめします。

みん就は、就活生の約8割が利用する日本最大級の口コミサイトです(2017年時点)。

それだけ影響力が大きいサイトだからこそ、悪質な口コミを放置するリスクは想像以上に深刻です。

みん就の悪質な口コミを削除依頼せずに放置するのはNG

応募者の減少、内定辞退などにつながる

ネガティブな口コミは、採用活動に直接的なダメージを与えます。

就活生は、企業の公式サイトだけでなく、みん就をはじめとする口コミサイトを必ずといっていいほどチェックしています。複数の企業を比較検討する中で、悪い評判が目につけば、その企業への応募を避けるのは自然な流れです。

さらに、内定を承諾した後も、入社前に改めて口コミを確認する学生は多いです。そこでネガティブな投稿を見つけると、「本当にこの会社で大丈夫だろうか」と不安になり、辞退を決断することもあるでしょう。

せっかく採用にかけた時間とコストが、口コミひとつで無駄になってしまう可能性があるのです。

ライバル企業が「やらせ」で投稿しているケースもある

悪質な口コミの中には、ライバル会社が「やらせ」で投稿しているケースもあります。

みん就は匿名で投稿できるため、ライバル企業の関係者が就活生を装って悪評を書き込むことも不可能ではないからです。

また、選考に落ちた学生が腹いせに書き込むケースもあります。落ちたことへの不満から、事実とは異なる内容が投稿されることは珍しくありません。

このような「やらせ」や悪意のある投稿を放置すれば、事実無根の悪評がそのまま定着してしまう危険性があります。

あまりにも悪質な投稿は、削除依頼だけでなく、発信者情報開示請求なども視野に入れましょう。投稿者が特定できれば、損害賠償請求なども行えます。

みん就で削除依頼は問い合わせフォームからできる

みん就への削除依頼は、専用の問い合わせフォームから行います。

【問い合わせフォームのURL】
https://www.nikki.ne.jp/support_mail_del_form/

フォームには、以下の情報をすべて記入する必要があります。

・所属(企業名など)
・氏名
・メールアドレス
・電話番号
・削除を依頼する掲示板名
・掲示板URL
・書き込み者ニックネーム
・書き込み日時
・削除理由

削除依頼でもっとも大切なのは「削除理由」の書き方

上記の項目で最も重要なのが、「削除理由」の書き方です。

みん就側が「削除すべき投稿だ」とすぐに判断できるよう、簡潔かつ具体的に記載しましょう。

ポイントは以下の3つです。

【①感情的にならない】

「許せない」「ひどい」といった感情的な表現は避けてください。
事実を淡々と伝えましょう。

【②引用などで、問題箇所を特定する】

投稿の中で問題となる部分を明確に示すことも必要です。投稿の該当箇所をコピー&ペーストすると良いでしょう。

【③該当する規約違反・権利侵害を明示する】

「誹謗中傷にあたる」「名誉毀損に該当する」「個人情報が含まれている」など、どの規約・法律に違反しているかをできる限り具体的に記載します。

たとえば、以下のように記載するとよいでしょう。

みん就の削除依頼フォーム

(出典:みん就|掲示板書き込みの削除依頼フォーム

「書き込みの中で問題である部分をお書きください。」
当該口コミに含まれる、「〇〇社はブラック企業だ」という表現について

「問題の内容を具体的にお書きください。」
みん就メンバー規約第4条(1)における「名誉を毀損する行為」に該当すると考えております。この記述により、当社の評価が不当に損なわれているだけでなく、採用活動にも支障が生じている状況です。現在、当社としては弁護士への相談も進めており、必要に応じ法的手段も検討しております。つきましては、当該投稿の削除をご検討いただけますと幸いです。

削除依頼は1件ずつしかできないので注意

問題となる投稿が複数ある場合でも、削除依頼は1件ずつ個別に行う必要があります。

それぞれの投稿を明確に特定したうえで、なぜ問題となるのかを1件ごとに説明しなければなりません。削除したい投稿が多いほど、それだけ手間と時間がかかります。

また、削除理由の書き方によっては、何度依頼しても削除されないケースもあります。

「自社で対応するのは難しい」「何度依頼しても削除されない」という場合は、弁護士への相談を検討しましょう。次の章で詳しく解説します。

自社で削除できなかったときはどうする?

削除依頼を送っても、みん就側が「規約違反にあたらない」と判断した場合、投稿は削除されません。

また、削除理由の書き方が不十分だったために、却下されてしまうケースもあります。

自社での対応が難しいと感じたら、弁護士への相談を検討しましょう。

みん就の口コミを自社で削除依頼できないときは

弁護士からみん就に削除依頼をする

「自分で依頼してダメだったのに、弁護士が連絡したら削除されるの?」と疑問に思うかもしれません。しかし、弁護士に依頼することで削除が認められるケースは多いです。

理由は2つあります。

1つ目は、弁護士から連絡が来たという事実それ自体です。
弁護士が入っているとわかれば、「専門家が言うなら本当に問題のある投稿なのかも」とサイト側の対応が変わる、というのは事実としてあります。

2つ目は、削除理由の説得力です。弁護士であれば、投稿がどのような権利を侵害しているかを法的に整理して主張できます。

結果として、裁判までいかなくても、削除の成功率は多少なりとも変わってくるのです。

削除の仮処分命令を申し立てる

弁護士からの削除依頼にも応じない場合は、裁判所に削除の仮処分命令を申し立てるという方法があります。

仮処分とは、正式な裁判を待たずに、裁判所が暫定的な措置を命じる手続きです。裁判所から削除命令が出れば、みん就側も削除に応じざるを得なくなります。

ただし、仮処分の申立てには、法的な専門知識と迅速な対応が求められます。申立書の作成、証拠の整理、裁判所とのやり取りなど、一般の方が自力で行うのは現実的ではありません。

「どうしても削除したい投稿がある」「任意の削除依頼では対応してもらえなかった」という場合は、インターネット問題に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。

発信者情報開示請求をすれば、投稿者へ損害賠償請求もできる

悪質な口コミへの対応は、削除だけではありません。
投稿によって被害が生じているなら、その被害を金銭的に回復する。つまり、損害賠償を請求するという方法もあります。

その前段階として必要なのが、「発信者情報開示請求」です。

発信者情報開示請求とは

発信者情報開示請求とは、匿名の投稿者を特定するための法的手続きです。

損害賠償を請求するには、「誰に請求するか」を明らかにしなければなりません。しかし、みん就の投稿は匿名のため、そのままでは相手が誰なのかわからない状態です。

そこで、開示請求によって投稿者の情報を取得する必要があるのです。

みん就へ発信者情報開示請求をする流れ

開示請求の流れは、みん就に登録されている会員情報が正しいかどうかで異なります。

会員情報が正確であれば、みん就への開示請求だけで投稿者を特定できますが、悪質な投稿をする人の場合、会員情報が虚偽であるケースも多いです。

虚偽の情報が登録されていれば、みん就側も個人情報を保有していないため、以下の流れでプロバイダを経由して投稿者を特定していくことになります。

発信者情報開示請求の流れ

① みん就に対して、投稿者のIPアドレスの開示を請求
② IPアドレスから、投稿者が利用したプロバイダを特定
③ プロバイダに対して、契約者情報(氏名・住所など)の開示を請求
④ 投稿者が特定できたら、損害賠償請求へ

投稿者が特定できれば、名誉毀損や業務妨害などを理由に、慰謝料や対応にかかった費用を請求できる可能性があります。

「みん就の口コミ投稿者は開示請求で特定できる!手順・費用など解説」

自力で行うのは極めて困難

もっとも、発信者情報開示請求を自力で行うのは、現実的ではありません。

プロバイダにはログ保存期間というものがあり、この期間を過ぎると投稿者の情報は消えてしまうからです。保存期間は通常3〜6か月程度のため、この限られた期間内に複雑な手続きを完了させなければなりません。

また、開示請求が認められるには、「なぜこの投稿が権利侵害にあたるのか」を裁判所に適切に伝えることも求められますが、これも一般の方が行うのは難しいでしょう。

悪質な投稿者への責任追及まで視野にいれるなら、早い段階で弁護士に相談しておくことが重要です。

みん就の悪質な口コミでお悩みの方はグラディアトル法律事務所へご相談ください

みん就の悪質な口コミでお悩みの企業様は、ぜひ弊所グラディアトル法律事務所にご相談ください。

当事務所は、これまで数多くのネット上の誹謗中傷問題を手がけてきた、実績ある法律事務所です。

みん就のような就活口コミサイトはもちろん、X(旧:Twitter)、Instagram(インスタグラム)、Yahoo!知恵袋など、さまざまなプラットフォームでの誹謗中傷削除・発信者情報開示請求などを得意としており、多くの解決実績を有しています。

経験豊富な弁護士が、口コミの削除依頼から投稿者の特定、損害賠償請求まで、企業様の状況に応じた最適な解決策をご提案させていただきます。

「自分で削除依頼しても対応してもらえなかった」「事実無根の口コミで応募者が減っている」「悪質な投稿者を特定して責任を追及したい」など、どんなお悩みでも構いません。一人で抱え込まず、まずは私たちにご相談ください。

ウェブ上の誹謗中傷トラブルに強い弊所だからこそできる、最善の対処方法を提案させていただきます。

まとめ

この記事では、みん就の口コミ削除について解説してきました。
みん就の削除依頼のポイントは次のとおりです。

【まとめ】

・削除できるのは、「名誉毀損」「誹謗中傷」「個人情報」「なりすまし」など、規約違反・権利侵害にあたる口コミに限られる
・企業にとってネガティブでも、就活生のリアルな体験談は削除されない
・削除依頼は問い合わせフォームから行い、「削除理由」の書き方が成功率を左右する
・自社で削除できなかった場合は、弁護士に依頼することで成功率が上がる
・悪質な投稿は、発信者情報開示請求で投稿者を特定し、損害賠償請求もできる
・ただし、ログ保存期間は3〜6か月程度のため、早めの対応が重要

以上です。
弊所グラディアトル法律事務所では、みん就をはじめとするネットの誹謗中傷問題に詳しい弁護士が、貴社に寄り添って全力でサポートいたします。

みん就の悪質な投稿でお困りの方は、ぜひ私たちにご相談ください。

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みん就の悪質な口コミでお困りの企業様は、ネット誹謗中傷に強いグラディアトル法律事務所へご相談ください。初回相談無料です。

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弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力。数多くの夜のトラブルを解決に導いてきた経験から初の著書「歌舞伎町弁護士」を小学館より出版。 youtubeやTiktokなどでもトラブルに関する解説動画を配信している。

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