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メンズエステでレイプ・本番強要された直後に取るべき4つの対処法!

弁護士 若林翔 2023/01/06更新

メンズエステのレイプ対処法

「メンズエステでレイプ・本番強要の被害にあってしまいどうしたら良いか分からない」

「メンズエステでレイプ・本番強要の被害にあったら法的措置は取れるのだろうか」

メンズエステで働くあなたが、もし客からのレイプという卑劣な行為に傷つけられてしまったのなら、まずは落ち着きこの記事を読んで欲しい。

次の4STEPの流れで行動すれば、自分の身体への影響を最低限に抑え、レイプ加害者に法的措置を取ることができるからだ。

メンズエステでレイプされた時の対処法4step

女性にとってレイプされたショックは心身ともに大きく、被害にあったことを口に出したくないかもしれない。

だが、レイプ加害者に法的措置をとるためには、レイプの証拠が必須条件となる。そのため、勇気を出してすぐに店に連絡し、婦人科を受診して警察と弁護士に相談することが必要なのだ。

メンズエステでレイプをした加害者には、状況に応じて次の3つのうちいずれかの罪が課されることになる。

メンズエステでレイプした加害者の刑罰

あなたが勇気を出して被害届を出せば、レイプ加害者を法的に罰することができるのだ。

女性の弱みに漬け込んだレイプという卑劣な行為を、見逃してはならない。ただ、相手を罰するために、あなたがしてはいけない行動もある。

そこでこの記事では、次の3つについて詳しく解説する。

メンズエステレイプの記事でわかること

最後まで読むと、メンズエステでレイプの被害にあったあなたが、今からどのように行動すべきか、そして加害者に対しどのような法的措置が取れるのかを知ることができる。

泣き寝入りしなくていい。辛い気持ちを、あなたが一人で抱える必要はない。

この記事が、あなたが加害者に立ち向かうための行動を後押しする、手助けができることを祈る。

 

メンズエステでレイプされたら今すぐ婦人科に行こう

メンズエステでレイプの被害にあい、店に連絡をしたら、まずは婦人科に行こう。その理由は次の3つだ。

レイプ被害にあった直後は恐怖や悔しさで頭が働かないかもしれない。だが、すぐに婦人科に行かなければ、妊娠や性病のリスク、レイプの証拠が消えてしまう可能性が高くなってしまう

あなたにこれ以上の被害が及ばないためにも、今すぐに婦人科を受診しなければならないのだ。

婦人科を受診すべき理由を、さらに詳しく解説するので、是非役立てて欲しい。

緊急避妊薬(アフターピル)を服用し予期せぬ妊娠を防ぐ

メンズエステでレイプされた場合、最も避けたいのは予期せぬ妊娠である。

望まない事態を避けるために、婦人科ですぐにアフターピルを処方してもらい緊急避妊を行わなければならない

アフターピルは、性行為後に行える唯一の避妊方法だ。受精卵の着床を抑制する働きがあるため、受精後でも効果が期待できる。

ただし、性行為から72時間以内に服用しなければならない薬が多く、できるだけ早い服用が望まれる。さらに72時間以内ならいつでも避妊効果が同じわけではなく、服用するタイミングが早いほど避妊効果が高まる

緊急避妊薬の妊娠阻止率

出典:厚生労働省「緊急避妊薬のスイッチOTC化に向けての要望

そのため、今すぐに婦人科を受診することが必要だ。

注意して欲しいのが、「加害者または自分が避妊をしていたから受診する必要はない」と思い込んでいるケースだ。

コンドームやピル、避妊リングなどの避妊効果は100%ではない。ましてや膣外射精でも妊娠の可能性は十分にある。

避妊の有無に関わらず、今すぐに婦人科を受診してアフターピルを服用することが重要だ。

性感染症や膣内の怪我の治療をする

メンズエステでレイプの被害にあい、婦人科を受診すべき理由の2つ目は、性感染症や膣内の怪我の確認を行い必要に応じて治療をするためだ。

性感染症には潜伏期間があり、数週間から数年単位で潜伏するものまで様々である。「今何ともなさそうだから」という軽い気持ちでいると、後になって症状が現れ、後悔する可能性も高い。

ましてや、相手はメンズエステでレイプするような性加害者である。レイプの常習だったり、不特定多数の女性と性行為を行っている可能性も考えられるため、性感染症の検査は必ず受けて欲しい。

代表的な性感染症と症状は次の通りだ。

性感染症一覧

このように、性感染症と言っても、かゆみを伴う程度の軽症から不妊や命に関わるものまで様々だ。

どの性感染症に罹患していたとしても、早期に発見して適切な治療を行う事が最善策であることは間違いない。

「治療になれば高額な費用がかかりそう」と不安に感じている人もいるだろう。だが、警察に被害届を出した後に立件されれば治療費も含めて損害賠償請求ができることが多い

レイプ被害にあった証拠を残す

メンズエステでレイプにあった証拠を残すためには、婦人科を受診することが必須となる。

なぜなら、婦人科では妊娠の検査や精子の採取を行い、書面として記録することができるからだ。

さらにレイプ被害の程度も、加害者に法的措置を与える際の重要な判断基準となる。妊娠はもってのほか、怪我や性病などによって心身を傷つけられたことは、医師による診断書として残しておこう。

「1.2.性感染症や膣内の怪我の治療をする」でもお話したように、婦人科での治療費も立件後にある程度公的負担になることが多い。費用を払った証拠として、医療費の明細書は必ずとっておく必要がある。

メンズエステでレイプされたことを確実に証拠として残すために、次の2つに注意して欲しい。