「彼氏が別れてくれなくて困っている……」
「別れ話をしたら脅されて怖い思いをした」
「別れてくれない彼氏から脅されているときの対処法を知りたい」
交際関係を解消したいのに、相手がしつこく食い下がったり、脅すような言動をとったりするケースは少なくありません。ときには、職場にバラす、家族に危害を加える、自殺をほのめかすなど、深刻なトラブルに発展することもあります。
彼氏が脅してきて自分では対応できないというときは、弁護士に相談することも有効な対処法の一つです。弁護士が介入することで事態を収束できる可能性がありますので、早めに相談することをおすすめします。
本記事では、
| ・別れてくれない彼氏から脅されているときの対処法 ・脅しの内容に応じて成立する可能性のある罪 ・絶対にやってはいけないNG行動 |
などについて詳しく解説します。
身の安全と心の平穏を守るためにも、正しい対処法を知っておきましょう。
別れてくれない彼氏から脅されるときの対処法

別れ話をきっかけに、彼氏が脅迫的な言動をとるようになった場合、冷静に対処することが何よりも重要です。感情的にならず、状況に応じた適切な行動をとることで、身の安全と心の平穏を守ることができます。以下では、脅してくる彼氏への基本的な対処法を4つ紹介します。
人目のない場所での別れ話は避け、友人や家族に立ち会ってもらう
別れ話を切り出すときは、できるだけ公共の場や第三者の立ち会いがある状況で行いましょう。密室や人通りのない場所で二人きりになると、相手が感情的になって暴力を振るったり、強く脅されたりする危険があります。
可能であれば、信頼できる友人や家族に同席してもらったり、飲食店やカフェなど周囲に人がいる場所で話すことをおすすめします。
別れ話を切り出した後は連絡を絶ち、引っ越しをする
別れ話の後、しつこく連絡を取ろうとしてくる彼氏に応じてしまうと、相手は「まだ望みがある」と誤解して行動をエスカレートさせる可能性があります。話し合いのあとは連絡を一切断つことが重要です。
また、ストーカーまがいの行動をされた場合に備えて、引っ越しや電話番号の変更なども検討しましょう。SNSの設定も見直し、相手からの接触経路を断つことが安全確保につながります。
身の危険を感じるときは警察に相談する
「待ち伏せされて怖い」「家まで来てドアを叩かれた」など、相手の行動に危険を感じた場合は迷わず警察に相談してください。場合によっては、ストーカー規制法や脅迫罪、住居侵入罪などが適用される可能性があります。
警察に相談すると、「相談記録」が残され、繰り返し被害があった際の証拠になります。
また、あらかじめ相談しておくことで、緊急時に迅速な対応をしてもらいやすくなります。
自分で対応するのが難しいときは弁護士に依頼する
彼氏の脅しがエスカレートして自分では対応しきれない、何をすればいいかわからないという場合は、早めに弁護士に相談することをおすすめします。
代理人としての交渉や法的措置を依頼できますので、精神的ストレスから解放され、安心して生活を送ることができようになるでしょう。
彼氏が別れてくれない時に使う脅しのパターンと可能性のある罪状
| 脅しの内容 | 該当する可能性のある罪名 | ポイント |
|---|---|---|
| 「不倫を会社にバラす」 | 脅迫罪・名誉毀損罪 | 告げる前でも脅せば脅迫罪、実行すれば名誉毀損罪が成立しうる |
| 「SNSに浮気と書く」 | 名誉毀損罪・侮辱罪 | 事実でも名誉を傷つければ処罰対象 |
| 「家族に危害を加える」 | 脅迫罪 | 家族に対する脅しも脅迫罪に該当 |
| 「秘密をバラす・録音してる」+金銭や交際要求 | 脅迫罪・強要罪・恐喝罪 | 要求内容によって複数の罪に該当 |
| 「裸の写真をばらまく」 | 脅迫罪・リベンジポルノ防止法違反・名誉毀損罪など | 拡散前でも脅しの時点で犯罪に該当 |
| 「別れたら死ぬ」 | 該当なし(※ただし要注意) | 犯罪ではないが、精神的負担が大きく、第三者の介入が望ましい |
別れを拒否する彼氏は、さまざまな手段であなたを思いとどまらせようとすることがあります。その中でも特に多いのが、言葉による「脅し」です。以下では、よくある脅しの具体例と、それぞれに該当しうる犯罪類型について説明します。
「別れないなら職場に不倫をバラす」|脅迫罪・名誉毀損罪
「不倫していることを会社にバラす」「裸の写真を上司に送る」などと脅された場合、脅迫罪が成立する可能性があります。また、実際に不倫の事実を不特定・多数の人にバラした場合は、名誉毀損罪が成立する可能性があります。
「他の人と浮気したとSNSに書く」|名誉毀損罪
SNSで浮気のデマを書き込むといった行為は、名誉毀損罪または侮辱罪に該当します。
書き込んだ内容が真実であっても、それにより本人の社会的評価が低下するおそれがある場合には、処罰の対象になります。
「私を捨てたらあなたの家族に危害を加える」|脅迫罪
本人だけでなくその家族に対して危害を加えると脅した場合も脅迫罪が成立します。
脅迫罪の対象となる家族には、配偶者、6親等内の血族(父母、祖父母、孫、兄弟姉妹、甥姪、いとこ・はとこなど)、3親等内の姻族(配偶者の親、兄弟姉妹、祖父母、甥・姪など)が含まれます。
「あなたの秘密を録音している、バラされたくなければ…」|脅迫罪・強要罪・恐喝罪
秘密をネタにして金銭や関係の継続を強制する行為は、脅迫罪だけでなく強要罪も成立する可能性があります。また、脅されて金銭を要求された場合は、恐喝罪が成立する可能性があります。
このような段階にまで発展すると自分一人では対応が困難ですので、早めに弁護士に相談した方がよいでしょう。
「別れたら裸の写真をバラまく」|脅迫罪・リベンジポルノ防止法違反
元交際相手による性的画像の拡散予告や脅しは、「リベンジポルノ防止法」により処罰される犯罪です。実際に拡散されていなくても、「送るぞ」と言われただけで脅迫行為とみなされます。
性的画像が拡散された場合、名誉毀損罪やプライバシー侵害による民事訴訟の対象にもなり得ます。
「別れたら死ぬから!」|犯罪には該当しない
「別れたら死ぬ」「生きていけない」などは、別れ話でよくある脅し文句の一つです。
しかし、このような発言自体は犯罪には該当しませんので、相手を罪に問うことはできません。ただし、罪に問われないからといって無視するべきではなく、自分だけで対応するのが難しい場合は弁護士や警察などに相談しましょう。
彼氏が別れてくれず脅されるときのNG行動

脅されている状況では、「どうにかしてこの状況を早く終わらせたい」と焦って行動してしまいがちですが、誤った行動をとると事態がさらに悪化するおそれがあります。以下では、絶対に避けるべきNG行動について紹介します。
彼氏に対して反抗的な態度をとる
相手から脅しを受けたとき、「ふざけるな」「もう関わらないで!」と感情的になってしまうこともあるかもしれません。しかし、こうした反抗的な態度や挑発的な言動は非常に危険です。感情を逆撫でされた彼氏が、逆上して暴力に及んだり、脅しをエスカレートさせたりするおそれがあります。
また、「じゃあ勝手にすれば?」「警察でも何でも呼べば?」といった挑発的なセリフも同様に彼氏から危害を加えられるリスクがあるため避けるべきです。
自分の身の安全を守るためにもあくまで冷静に対応することが大切です。
彼氏の要求を満たすような行動をとる
「これに応じておけば、しばらくは落ち着くだろう」と考え、彼氏の要求を受け入れてしまう人もいます。しかしこれは一時的な回避にすぎず、かえって依存的な関係を強めてしまう危険な行動です。
たとえば、「最後に会いたい」「もう一度だけ泊まらせて」などと言われて応じてしまうと、相手は「まだ関係は終わっていない」と思い込み、ますます離れようとしなくなります。また、金銭を要求されたり、写真や情報を渡すよう迫られるケースでは、後に深刻な被害に発展するリスクもあります。
中途半端な妥協や同情は、相手の思い通りに動かされる原因になります。毅然とした態度を保つことが、最終的には自分を守ることにつながるのです。
自分一人で解決しようと行動する
「誰にも相談できない」「恥ずかしいから黙っていよう」といった理由で、一人で問題を抱え込むのは非常に危険です。脅しの被害は精神的な負担が大きく、冷静な判断力を失いやすいため、適切な対応ができず状況を悪化させるおそれがあります。
まずは、信頼できる家族や友人または警察・弁護士などの専門機関に相談することから始めましょう。第三者の視点が入ることで、状況を客観的に見直すことができ、正しい対応が見えてきます。
別れてくれない彼氏から脅されたときに弁護士に依頼するメリット

脅してくる彼氏と一人で向き合うことは、精神的にも大きな負担になります。そのようなときこそ、法的な専門知識と交渉力を持つ弁護士の力を借りることが有効です。ここでは、弁護士に依頼することで得られる3つの主なメリットについて説明します。
彼氏との対応をすべて任せられるため精神的負担が軽減する
弁護士に依頼する最大のメリットは、彼氏とのすべてのやり取りを任せられる点にあります。
LINEや電話、メールなどでの連絡も含めて、あなたが直接対応する必要がなくなりますので、恐怖や不安にさらされ続けることもなくなり、精神的な余裕を取り戻すことができます。
また、悪質な脅迫を受けているケースでは法的責任追及も視野に入れて、証拠収集のサポートも行ってくれます。
精神的なダメージを最小限に抑え、安全な生活を取り戻すためにも、早期の弁護士介入は非常に有効です。
本気度が伝わるため穏便に別れられる可能性が高い
「弁護士に相談した」「今後は代理人が対応します」という連絡が入ると、相手はあなたの本気度を強く感じ取ることになります。
特に、これまで感情に訴えかけてきた彼氏にとって、法律の専門家が介入したという事実は心理的に大きな圧力になります。
多くのケースでは、弁護士が関与した時点で相手は態度を軟化させ、それ以上のトラブルに発展せずに終息へ向かう傾向があります。感情的な話し合いでは関係の清算が難しい相手にこそ、冷静かつ客観的な第三者の介入が効果的です。
違法行為が続くようなら慰謝料請求や接近禁止命令などの法的対応が可能
相手が脅迫や嫌がらせをやめない場合は、刑事および民事の両面から相手に対して法的責任追及を行うことが可能です。
弁護士に依頼すれば、
| ・脅迫・名誉毀損などに対する慰謝料請求 ・リベンジポルノの削除請求 ・家庭裁判所への接近禁止命令(保護命令)の申立て ・警察への刑事告訴 |
といった対応をとることができます。弁護士が代理人として動くことで、証拠の保全や手続きの正確性も確保され、被害を受けた側として不利にならないよう徹底したサポートを受けられます。
万が一裁判になったとしても、交渉から訴訟対応まで一貫して任せることができるのも弁護士の強みです。これにより、法的な責任を相手に問うことで問題を根本から解決する道が開かれます。
彼氏が別れてくれず脅されているときはグラディアトル法律事務所に相談を

彼氏からのしつこい連絡や「別れたらどうなるかわかってるよな」といった脅しに、精神的に追い詰められている方も多いのではないでしょうか。身の危険を感じながらも「どこに相談したらいいのかわからない」「こんなことで相談していいのかな」と悩んでいる方もいるかもしれません。
そのようなときはグラディアトル法律事務所にご相談ください。
当事務所では、男女関係のトラブルやDV、ストーカー被害などに豊富な対応実績を持つ弁護士が、あなたの状況にあわせて迅速かつ的確な対応を行います。被害の深刻度に応じて、連絡の遮断や慰謝料請求、警察への同行、保護命令の申立てなど、必要な法的措置も一括してサポートいたします。
また、「弁護士に相談するのはハードルが高い」と感じている方でも安心していただけるよう、LINEやメールによる無料相談も受付中です。
一人で抱え込まず、まずは当事務所までお気軽にご相談ください。
まとめ
彼氏が別れてくれず、脅しを用いて関係を続けようとする行為は、犯罪に該当する可能性がある重大な問題です。安全を確保するためには、第三者の立ち会い、連絡の遮断、警察や弁護士への相談といった対応が必要です。
一人で抱え込まず、法的な力を借りることで、安全に、そして確実に問題を解決していきましょう。彼氏から脅されて困っているときは、まずはグラディアトル法律事務所までご相談ください。

