「おまえだましたな。焼き殺すぞ」140万円脅し取る 男2人を恐喝容疑で逮捕

ニュース内容

滋賀県警米原署は4日、恐喝の疑いで、滋賀県長浜市、看護助手の男(24)と、同市、無職の男(24)を逮捕した。

逮捕容疑は、共謀し、2月20日午前11時45分~午後1時25分ごろ、米原市の無職男性(23)を看護助手の男が運転する車に乗せ、「おまえだましたな。焼き殺すぞ」などと言い、現金140万円を脅し取った疑い。
同署によると、男性は看護助手の男に2018年に投資話を持ち掛けたといい、看護助手の男は「返してもらっただけ」と一部否認し、無職の男は容疑を認めている。

2020年3月4日 22:28 京都新聞

弁護士からのコメント

今回のニュースは、共謀し、無職の男が被害者を看護助手の男が運転する車に乗せ、「おまえだましたな。焼き殺すぞ」などと言い、現金140万円を脅し取ったとして、二人とも恐喝の疑いで逮捕されたというものです。

ニュースによると、被害者の男性が看護助手の男に投資話を持ち掛けたことがきっかけの模様です。

今回の件ではまだ不明ですが、一般に投資話にはよくトラブルがついて回ります。

その多くは、元本保証や高配当・高利率を持ちかけておきながら、実際は配当がなかったり元本も保証されずで投資詐欺被害に遭うケースです。
実際、弊所でも多くの投資詐欺被害の相談・依頼を受けており、解決に導いた一例がありますのでよければご参照ください。

そして中には、投資をした側が「約束と違う、支払った金銭を返せ」と実力行使に出て、投資を受けた側にに脅迫や恐喝などをすることも出てきます。

今回のニュースも、上記のような事情があった可能性はあるでしょう。

このように投資をする側には詐欺被害に遭うリスクがある一方、投資を受ける側も当初の話と違う結果になれば脅迫・恐喝などに被害に遭うリスクがあります。
ですので、いずれの立場であっても投資話はトラブルになりやすいものと理解しておくべきでしょう。

最後に脅迫・恐喝被害に遭ったかもと思った際には自力で解決しようとせず、遠慮なく当事務所にご相談ください。

Bio

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。
男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。